邊緣地帶

　登場人物の名前を阪神タイガースの選手をモチーフにし、９８年から週刊少年ジャンプで連載された人気漫画「ルーキーズ」が、初めてドラマ化される ことが３０日、分かった。４月スタートのＴＢＳ・ＭＢＳ系の連続ドラマ「ＲＯＯＫＩＥＳ-ルーキーズ-」（土曜、後８・００）で、俳優・佐藤隆太（２７） が、初の連続ドラマの主演を務める。ほかにもイケメン俳優がズラリと出演。まさにイケメン“タイガースドラマ”となる。

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　“タイガースドラマ”が４月にプレーボールすることになった。

　 作品は９８年から週刊少年ジャンプで連載され単行本で１２００万部の売り上げを記録した森田まさのり氏の超ベストセラーが原作。高校野球を舞台に、熱血教 師のもと、問題児たちが甲子園を目指して更生し成長する姿を描いた青春物語。そんな中で注目すべき点は、登場人物名が、すべて現役およびＯＢの阪神選手の 実名を組み合わせたものという点。

　主演の佐藤が演じるのは野球部監督の熱血教師。その名も、代打の切り札として活躍した川藤幸三氏（現解 説者）と北京五輪野球日本代表ヘッド兼打撃コーチの田淵幸一氏の名前を合わせた「川藤幸一」だ。同様に生徒役で共演する市原隼人（２０）は「安仁屋恵 壹」、城田優（２２）は「新庄慶」と今をときめくイケメン１１人が、猛虎ファンならずとも知っている選手をモチーフにした役名で出演。まさに“チーム・タ イガース”を構成する。

　主演の佐藤は、出演決定の際に、涙を流して喜んだという。「生徒役を演じる皆さんとは初めての共演になりますが、どんなチームワークがつくれるか今からとても楽しみです」と、チーム“タイガース”を引っ張っていく意気込みを披露。

　 ちなみに、このドラマが放送される土曜午後８時の枠は、ＴＢＳでは過去に最高視聴率５０％を超えた「８時だヨ！全員集合」で他局を圧倒していた枠。現在、 他局がバラエティー番組を放送する中、ＴＢＳは今回、あえてドラマ枠に転換。その第１弾として、イケメンをそろえた作品で視聴率アップを狙う。

　ＴＢＳが４月から“伝統のバラエティー枠”だった土曜午後８時の１時間枠を、ドラマ枠に一新することが３０日、分かった。長寿番組「８時だョ！全 員集合」などでおなじみだった時間帯が、ドラマが低迷する中でのリニューアル。「週刊少年ジャンプ」に連載され、１２００万部の売り上げを記録した人気コ ミック「ＲＯＯＫＩＥＳ－ルーキーズ－」が、その第１弾で登場する。

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　カリ スマ的人気の青春ストーリーが、ＴＢＳ４月改編の“目玉”だ。昭和４０年代から「８時だョ！全員集合」など、同局バラエティーの看板枠だった“土８”が、 ドラマ枠に一新される。その第１弾が、人気コミック「ＲＯＯＫＩＥＳ－ルーキーズ－」。高校野球を題材に、問題児を更生させようとする熱血教師を描く物語 だ。

　かつては「岸辺のアルバム」（昭和５２年）「金曜日の妻たちへ」（５８年）など名作、話題作を連発。“ドラマのＴＢＳ”と称されたが、近年は低視聴率に苦悩。昨年１２月には井上弘社長が「このクールは早く終わってくれないかな」と発言したほどだった。

　 同様に“土８”の近年も低迷。１２００万部の売り上げを記録したマンガのドラマ化で、現状打破にかける。編成部の石丸彰彦氏は「新しい枠という困難なカベ があるので、エネルギーのある作品をやりたかった」と説明。放送回数は決めず、従来の「３カ月で１クール」という範囲も「全２４巻を最後までやります。 クールの概念はありません」と改革を宣言した。

　出演陣の鼻息も荒い。主人公の高校野球部監督、川藤幸一を演じるのは佐藤隆太（２７）。過去に原作者の漫画家、森田まさのり氏（４１）と対談しており、同氏の指名で初主演を射止めた。

　「１７歳でただの高校生だったころ、第１話を読んで『いつか役者になって、この作品をドラマ化したい！』という夢を持ちました。川藤をやれるなら、そこで役者を引退してもいい！」と、役柄通りの熱血ぶりだ。

　共演は中心選手役の市原隼人（２０）をはじめ、小出恵介（２３）、城田優（２２）ら。３月上旬の撮影開始から、熱い演技を繰り広げる。

★マドンナ役はあなたが決める！Ｙａｈｏｏ！で投票可能

　 ＴＢＳでは新ドラマ放送に合わせ、Ｙａｈｏｏ！ＪＡＰＡＮと初のコラボレーションを実現。２月１８日から両社の公式サイト上で、出演者の投票オーディショ ンを開催する。対戦高校の女子マネジャー役には、高校生で運動系の部活動所属にしている女性を一般公募。また、レギュラーのマドンナ役には１５人のアイド ルをエントリー。それぞれ、ネットユーザーの投票によって出演者が決まる。